よくある質問

お墓作りの大まかな流れを教えてください

永代使用権とは?

墓所は宅地分譲のように土地そのものの売買ではなく、“永代使用承諾”という方式で扱われ、その永代使用権に対して支払われる代金を永代使用料といいます。
その権利は代々受け継ぐことができます。

寿陵とは?

最近では、生前にお墓を立てる方が約70%になっています。
現在自分の家庭に仏様はなくても誰にでも先祖があります。
その先祖のお墓の土を少し持って来て寿陵墓に祀り、お墓参りをすることによって、先祖供養ができます。
また、寿陵墓を建てることにより「長寿」「子孫の繁栄」「家業の繁栄」の三つの徳があるといわれています。

開眼供養とは?

墓石を建立されたら、その墓所に仏様が埋葬されているいないに関係なく必ずご住職にお経を唱えていただき、開眼供養をしてください。

追善・年忌法要とは?

仏教ではより良い死後の世界へ行けるようにとの願いから、亡くなった人が無事に浄土に向かうための七日ごとの法要(法要には十三の仏様(十三王)が本尊としてあてられます)が営まれます。
この他の法要としては「新盆」、数え年で「十七回忌」「二十三回忌」「二十七回忌」「三十七回忌」「四十三回忌」「五十回忌」「百回忌」となります。
これらの法要は、先祖供養として欠くことのできない行事です。
また春秋の彼岸やお盆には家族揃って墓参りをし、故人を故人を偲び供養することが残された者の大事なつとめなのです。

忌日・年回法要本地諸仏十三王
初七日(七日目)不動明王秦広王
二七日(十四日目)釈迦如来初江王
三七日(二十一日目)文殊菩薩宋帝王
四七日(二十八日目)普賢菩薩五官王
五七日(三十五日目)地蔵菩薩閻魔王
六七日(四十二日目)弥勒菩薩変成王
七七日(四十九日目)忌明け薬師如来泰山王
忌日・年回法要本地諸仏十三王
百ヶ日観世音菩薩平等王
一周忌勢至菩薩都弔王
三回忌阿弥陀如来転輪王
七回忌阿閦如来蓮華王
十三回忌大日如来慈恩王
三十三回忌虚空蔵菩薩祇園王

納骨法要とは?

亡くなられた後、四十九日間を中陰(この世とあの世の中間の世界)といいます。
通常忌明けの中陰を過ぎたら、遺骨をお墓に納める「納骨法要」を営みます。

お墓に刻む文字は?

お墓に刻む文字の書体には、楷書体、行書体、草書体、隷書体等がありますが、分かりやすい楷書体が使われる場合が多いようです。
近年では殆どが合祈墓のため、和型墓碑なら「○○家之墓」、洋型墓碑なら横に「○○家」と家名を彫刻するのが一般的です。
また、仏教徒の場合「南無妙法蓮華経」、「南無阿弥陀仏」などの題目を刻むこともありますが、寺院墓地においては宗派の違いもありますので、ご住職に相談されると良いでしょう。
さらに神道の方は「○○家奥津(都)城」と刻むのが普通ですし、キリスト教の方は十字架を刻んだりします。
この他にも「愛」、「静」、「やすらぎ」などの言葉を刻んだ墓石も多く見られます。